【解説】 結果がこれである。
新たな城というより、新たな遺構と言ったほうが良いのかもしれない。
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追跡戦闘車2号は、水道施設の前に止めさせて頂く。
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あたりの紅葉は進んでいて、とても綺麗である。 |
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さて、
千本城の南限は、左図の「堀切」であろうと考えていた。
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YAMAP/国土地理院
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ところが、その堀切から、南東220mの方向、
標高253mのピーク上に、城郭遺構が見つかった。
地形図上の場所はここである。
管理人が「出城」と称しているのは、
①南限の堀切より距離がある。
②千本城とは離れた別の小ピーク上にある
千本城とは密接に結びつくものの
一つの城郭として存在したと思っている。
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遺構は大きな3本の連続した堀切である。
ダランとした緩傾斜を鋭い堀切が南下している。
しかし、遺構として認められるのはこの部分のみ。
253小ピークには通信用?の鉄塔が建てられ、
この時に破壊されている可能性も否めない。
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最東端の堀切。
写真奥の壁が高く、明らかに、城内は西。
千本城方向になる。 |
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結局ピーク上の遺構は東側にのみ集中し、他は自然地形と考えて良い。
ピーク周辺を回ると、鉄塔の西側にも堀状の遺構が残るが、中途半端である。
鉄塔工事で破壊されしまったのだろうか?
また、ピーク中腹を道が回り、その間にも竪堀状の溝が確認できる。
しかし、これは、その繋がりから、畑の通路と判断している。 |
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